歯車工業会規格策定および超電導に関する国際WGへの参加

日本歯車工業会規格 「歯車用鋼材のマイクロビッカース硬さ分布の多点測定法とその評価」制定 (久保理事長・機械基盤研究施設長) 

日本歯車工業会が経済産業省の補助金を得て開発に着手した「次世代鋼材測定・評価手法開発」に主体的にかかわり、高速多点硬さ測定装置を開発し、それに続くJKAの補助金による 同装置を用いた硬さ分布のデータ処理ソフトウエア―の開発を行った。その知見に基づき、歯車工業会の規格づくりを主導し令和2年5月に上述の工業会規格JGMA9901-01が制定された。

超電導に関するIEC-TC90国際専門員会への参加(長村特別研究員)

同国際委員会で次の国際規格の制定に主査として関与してきた。臨界電流測定(WG2)についてはIEC61788-1(Nb-Ti)と-2(Nb3Sn), 引張試験測定(WG5)ついてはIEC61788-6(Nb-Ti), -18(BSCCO), -19(Nb3Sn)および -25(REBCO), 超電導線材の通則IEC TR61788-20等が発行されている。現在低温機械特性、臨界電流の応力依存性の測定規格制定に携わっている。

Jan 9, 2014 at Forschungszentrum Karlsruhe