全目次

第I編

0.序論- 社会環境と機械技術者の基本的態度
0.1トラブルシューティングの手順
0.2強い鉄を作るための基本的方法と現実の問題
0.3疲労と損傷起点の発生の取り扱い
0.4鋼並びにギヤブランクの製造工程
0.5材料強度の経時変化
0.6材料屋の材料強度と歯車屋の材料強度
0.7歯車負荷容量計算法
0.8トロコイド干渉と歯面強さ推定の有効範囲
0.9自由端におけるヘルツ応力
0.10摩耗粉の発生
0.11異物のかみ込みと歯面粗さ
0.12負荷される歯面材料の応力体積
0.13歯面粗さとEHL油膜厚さ
0.14写嘘
0.15X線残留応力測定
0.16鋼材の硬さとビッカース圧痕
0.17硬さのバラツキと鋼材品質
0.18浸炭焼入れ歯車の硬さ
0.19高周波焼入れの難しさ
0.20内歯車の材料的問題
0.21歯車損傷とトラブルシューティング

第II編

1.運転前欠陥
1.1加工セッティング不良
1.2仕上げ歯面の加工不良
1.3設計指示,製造時の問題
1.4熱処理欠陥
1.5材料欠陥
1.6過大応力負荷の前歴
1.7打痕,ハンドリング・輸送の傷
2.正常摩耗
2.1軽度の摩耗
2.2ポリッシング
2.3軽度の異物かみ込み,スクラッチング
2.4軽度のトロコイド干渉,歯の側端接触摩耗
3.損傷の兆候
3.1歯面損傷と欠け
3.2摩耗・熱的歯面損傷
3.3化学電気流体的歯面損傷と材料の劣化
3.4亀裂
4.摩耗
4.1アブレシブ摩耗
4.2凝着摩耗
4.3摩滅
4.4高温薄油膜摩耗
4.5斑裂摩耗
4.6干渉摩耗
5.スカッフィング、スコーリング
5.1干渉摩耗
5.2低温スカッフィング
6.永久変形
6.1圧痕
6.2塑性変形
6.3リップリング
6.4リッジング
6.5バリ
6.6溶融
6.7乗り上げ
7.表面疲労
7.1ピッチング
7.2トロコイド干渉に起因する損傷
7.3歯側端接触損傷
7.4マイクロピッチング
7.5フレーキング
7.6スポーリング
7.7ケースクラッシング
7.8材料の組織変化型剥離と水素攻撃
7.9材料欠陥起点剥離
8.折損
8.1過負荷折損
8.2せん断折損
8.3塑性流動破断
8.4疲労折損
8.5歯の部分欠損
9.異物のかみ込み損傷 (FOD)
9.1歯面へのかみ込み
9.2EP剤中のリンや硫黄成分の影響
9.3フレーキング,ケースクラッシュ,スポーリング的歯面剥離
9.4歯頂部と歯底の間のかみ込み ,裏歯面へのかみ込み
9.5微小モジュール歯車の歯の摩滅
10.歯車本体・軸の損傷
10.1リムやウェブの亀裂
10.2軸の折損
11.参考文献
12.索引